プロだから知っている海産物の豆知識ブログ

■ ふるせ

掲載日:2010/01/26

1月の中旬あたりから三重の答志島より、ふるせ釜揚げが入荷しております。
神戸市場では、一般に「ふるせ」と呼んでおりますが、「かますご」などとも呼ばれます。
ふるせは、イカナゴの成魚で、2年魚あたりの大きさの物を釜揚げなどの加工を施され、市場に入荷します。
ちなみに、イカナゴの稚魚を「新子」と呼び、釜揚げや釘煮などが瀬戸内の名産として非常に人気があります。
いかなごシーズンが本格化すれば、淡路物のふるせの入荷が主体となり、日増しに魚体が太って脂がのってきます。
黄色みがかった太短いふるせが、脂ののりも良く、骨まで軟らかく美味です。
食べ方としては、そのままポン酢三杯酢で!少し炙ると更に美味しいです。
天ぷらにしても非常に美味しく召し上がれます。後は、つけ焼きなど。

今から春にかけて、瀬戸内はイカナゴで賑わいます。
特に「新子」にスポットライトが当りがちで、「ふるせ」は新子が入荷すると脇役に回りがちですが、本当のふるせの旨味を知った方には根強い人気です。

皆様も今シーズンは、ふるせの天ぷらに挑戦してみては、如何かと…。

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